マスターズ開催前に行われる恒例の前年覇者主催による夕食会が2022年4月5日に催されました。夕食メニューは松山英樹自身によるアイデアで日本食でした。食事の内容は①前菜:刺し身と寿司の盛り合わせ ②西京焼き(味噌釉黒鱈) ③宮崎和牛(A5)マッシュルームと野菜和え山椒大根ポン酢 ④あまおう(苺)ケーキ。お酒は ⑤八海山「雪室」純米大吟醸でした。帝王ジャック・ニクラスをはじめ、復活参戦を果たすタイガー・ウッズ、ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、バッバ・ワトソン、セルヒオ・ガルシア、パトリック・リード、ザック・ジョンソン、ニック・ファルド、フレッド・カプルス、ビジェイ・シン、ベルンハルト・ランガー、ゲイリー・プレイヤーなど錚々たる歴代のマスターズ覇者がチャンピオンズ・ディナーに集い松山英樹が考案した日本食を堪能しました。ニクラス氏は「私が覚えている限り最高のディナーでセンセーショナルだった」と語り、セルヒオ・ガルシアは「星5つのチャンピオンズ・ディナーだった」と称賛しています。米ゴルフメディアも松山選手のディナーメニューを「日本人男子初のメジャー王者に相応しい美味で洗練された食事だ(ゴルフ.com)」、「マスターズ王者ヒデキ・マツヤマの素晴らしいチャンピオンズ・ディナーのメニュー。日本初のマスターズ王者が母国の味を提供した。彼はこのメニューですでに素晴らしいスタートを切った(USAトゥデー)」、「ヒデキ・マツヤマのマスターズのディナーメニューは信じられないほど美味しそう(フォー・ザ・ウィン)」、と絶賛しています。印象的だったのは普段英語をはなさない松山選手が3分間、英語でスピーチしたことでした。これに対し、ゲイリー・プレイヤーが日本語で応答していたのもウィットに富んだ対応です。
今大会の連覇を期待されている松山選手ですが、過去に連覇を果たした選手は3人だけ。1965-66年のジャック・ニクラス、1989-90年のニック・ファルド、2001-02年のタイガー・ウッズです。
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