□ソウル在住 イ・ジョンナム
「本当に人が少ないですね」
「BTSの新しく出来たお店なんですけども、
このお店にもお客さんがひとりもいません」
□明洞のエステ店
「ゴーストタウンのように変わりました。」
□明洞のメガネ店
「半分は廃業したと思います。
100店舗は超えるでしょうね」
“第4次・韓流ブーム”が到来したと言われる一方で
コロナウイルスの猛威は、韓国の観光地にも。
今、ソウルはどうなっているのか、現地を緊急取材しました。
取材班が向かったのは、明洞。
コロナ禍以前の2019年は、多くの外国人観光客でにぎわっていました。
しかし、先月。駅を出てすぐ目についたのは・・・
□ソウル在住 イ・ジョンナム
「ユニクロがなくなっていますね」
ここには、ユニクロの大型店舗がありましたが、今年1月に閉店しました。
5か月以上が経った今も空き店舗のままです。
続いて、メイン通りに行くと。
□ソウル在住 イ・ジョンナム
「本当に、昔の明洞と比べて人が少ないですね。
店先で店員さんが日本語や中国語で呼びかけをしている光景が日常だったんですが、
今はまったくないです。」
「この店もそうなんですけど、その隣りの店も、そして向こう側の店も全部撤退していますね。」
多くの店に「賃貸募集」の張り紙が貼られていました。
街の中心地にも関わらず目立つ、空き店舗。
トッポギなどが人気の老舗屋台も・・・今は、閉まっていました。
さらに。
□ソウル在住 イ・ジョンナム
「BTSの新しく出来たお店なんですけどこのお店もお客さんがひとりもいません」
人気グループBTSの関連ショップは、
コロナ禍の去年にオープンしました。
本来なら観光客で賑わいそうな注目ショップですが
今は、静かに客を待っていました。
こうした明洞の状況に、店の人は。
□明洞のメガネ店
「街には全く人がいなくなってまるでゴーストタウンのようになりました。」
□明洞のエステ店
「いま空店舗率が50%を超えたそうです。」
□明洞の雑貨店
「(以前は)店を出したくても空き店舗がなくて出せなかったほどだったけど、
今残っているのは隣と向かいの店だけです。」
営業を続ける店は、売り上げが大幅に減る中でなんとか耐えているといいます。
さらに、人気店を訪ねると・・・。
□ソウル在住 イ・ジョンナム
「こちら外国人観光客に有名なソルロンタンのお店ですが完全になくなっています。
上には「新築工事」と書いてあります。」
ここには韓国の伝統料理、ソルロンタン専門のチェーン店がありました。
牛骨などをじっくり煮込んだ真っ白なスープが特徴です。
コロナ禍以前の明洞店は
多い日は1日2000人も訪れていたといいますが、去年8月に閉店しました。
店の担当者は
□神仙ソルロンタン キム・ビョンソン理事
「(明洞店の閉店は)コロナ禍による観光客減少も影響しています。
外国の方が70~80%ほどでした。
特に、日本からの観光客が半分以上を占めていました。」
しかし今、跡地に新たなビルが建設されていて
来年、同じ場所での再オープンを目指しているといいます。(※詳細な時期未定)
明洞の状況を実際に調べてみると、メイン通りを中心に
100店舗以上が撤退や一時閉店していたことがわかりました。
一方、明洞と同じく観光客に人気の街、ホンデ。
同じ日、取材班が訪ねると街は、多くの若者で賑わっていました。
明洞との違いは、何なのでしょうか。
□明洞のエステ店
「普段は外国人が8割を占めていた場所です
明洞の近くで働いている韓国人は明洞で遊んだりしたりはしません。」
観光地の中でも特に明洞は、外国人観光客が頼みの綱。
コロナが収束して、
街の活気が戻る日を心待ちにしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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