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芦田愛菜の6年ぶりとなる待望の実写映画主演作映画『星の子』(公開中)の本編映像が19日公開された。
解禁となったのは、一目惚れし、授業中も似顔絵を描き続けていた南先生との間に事件が起き、ちひろが耐え切れず涙を流すシーン。「あいつ性格悪いね」とハンカチを差し出す親友のなべちゃん。そこに、なべちゃんの彼氏の新村が来て、泣いているちひろに驚き、「どうしたんだよ?」と尋ねると、「公園で見た怪しい人、うちの親なんだ」とちひろは打ち明ける。なべちゃんと新村は、南先生に夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られたとき、一緒に南先生の車の中にいた。なべちゃんは怪しい二人がちひろの両親だとわかっていた。新村は「まじで?」と再度驚き、謝るちひろ。だが、「謝るなよ。オレ、カッパだと思った」と真面目に慰める。両親が水をかけたタオルを頭にのせると風邪をひかないと信じていることを説明するちひろに、なべちゃんは否定もせず、ただ、「あんたは?」と問いかけるだけだ。「オレも全然風邪ひかないけど」と天然な新村に、「あんたはバカだから」とつっこむのもなべちゃんだ。
そんな学校シーンの撮影について、「なべちゃん(新音)や新村くん(田村飛呂人)と一緒にいるときは、本当に学校にいるような感じで、毎日、笑いが絶えない楽しい現場でした」 と芦田は振り返る。新村役の田村飛呂人は、オーディションで選ばれ、映画初出演のため、3人のシーンは大森監督自らワークショップを開いて、役と向き合う時間をとった。大森監督は、これまでも、『タロウのバカ』のYOSHI 、『MOTHER マザー』の奥平大兼など新人発掘や演出に定評があり、永瀬正敏も田村のシーンが「居がちな感じで(笑)良かった」と気に入ったようだ。3人の絶妙なやり取りは、本作の温かみやおかしみを感じさせる重要なシーンとなり、学園ドラマとしてもたくさんの見どころを作り上げた。
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